Documentation

You are viewing the documentation for the 2.0.8 release in the 2.0.x series of releases. The latest stable release series is 2.4.x.

§Play 2.0 コンソールを使う

§コンソールの起動

Play 2.0 コンソールは、sbt をベースにした開発コンソールです。Play アプリケーションの全ての開発サイクルをサポートしてくれます。

コンソールを起動するためには、Play アプリケーションのディレクトリで、play スクリプトを実行してください。

$ cd /path/to/any/application
$ play 

§ヘルプの表示

help play コマンドを実行すると、利用可能なコマンドとその簡単な説明が確認できます。

[My first application] $ help play

§開発モードでサーバを起動する

アプリケーションを開発モードで起動するためには、run コマンドを利用しましょう。

[My first application] $ run

このモードでは、サーバはホットデプロイ機能が有効になった状態でサーバが起動します。つまり、リクエストがくるたびに、Play がプロジェクト全体をチェックして、必要なソースコードだけを再コンパイルします。サーバの再起動が必要なときは、それも自動的に行います。

コンパイルエラーが発生したときは、その内容をブラウザ上で直接確認することができます。

サーバを停止させるためには、Ctrl+D キーをタイプします。サーバが停止して、Play コンソールのプロンプトへ戻ります。

§コンパイル

Play 2.0 では、compile コマンドを使って、サーバを起動せずにアプリケーションをコンパイルすることもできます。

[My first application] $ compile

§対話コンソールを起動する

console コマンドを実行すると、Scala の REPL が起動して、アプリケーションのコードを対話的にテストすることができます。

[My first application] $ console

§デバッグモード

JPDA (Java Platform Debugger Architecture) のデバッグポートの利用をコンソールの開始時に指定できます。デバッグモードの利用には play debug コマンドを利用します。

$ play debug

JPDA ポートが利用可能になると、JVM はブート中以下のようなログを出力します。

Listening for transport dt_socket at address: 9999

Note: play debugの利用するとデフォルトで JPDA ソケットは 9999 ポートでオープンします。set JPDA_PORT=1234 のように環境変数 JPDA_PORT でポートを設定することができます。

§sbt の機能を利用する

Play コンソールは普通の sbt コンソールでもあるため、***triggered execution*** のような sbt の機能も利用することができます。

例えば、~ compile コマンドを実行すると、ソースコードを変更するたびに必要なソースコードだけが再コンパイルさせることができます。

[My first application] $ ~ compile

コンパイルはソースファイルを変更するたびに実行されます。

もし ~ run コマンドを実行している場合

[My first application] $ ~ run

開発サーバの稼働中は、コンパイルの実行は有効になります。

同様に、~ test コマンドを実行すると、ソースコードが変更されるたびにテストが実行されます。

[My first application] $ ~ test

§Play コマンドを直接実行する

Play コンソールを起動せずに、コマンドを直接実行することもできます。例えば、play run は次のようにも起動できます。

$ play run
[info] Loading project definition from myFirstApp/project
[info] Set current project to My first application

--- (Running the application from SBT, auto-reloading is enabled) ---

[info] play - Listening for HTTP on port 9000...

(Server started, use Ctrl+D to stop and go back to the console...)

アプリケーションを直接起動しているとき、サーバの停止のため Ctrl+D コマンドを利用すると、すぐに OS のプロンプト画面に戻るでしょう。

§強制クリーニング

何かを間違えて sbt キャッシュが邪魔になったような場合、全ての生成されたディレクトリをクリーニングにするために、OS のコマンドラインツールで clean-all コマンドを実行します。

$ play clean-all

Next: 好きな IDE で開発する